協会の記事ではありません。
東海ダンマの自主行事です。
題記について、一部変更がありますので連絡いたします。
8月は変更ありません。9月の会場が変更になります。以下の通りです。
<経典自主勉強会のご案内>
・日時:2014年8月24日(日曜日)13:00~16:30
場所:名古屋市南生涯学習センター 第1集会室
・日時:2014年9月28日(日曜日)13:00~16:30
場所:名古屋市南生涯学習センター 第1集会室
第一部(13:00~15:00)パーリ語勉強会 スッタニパータ第五章についての文法解析
第二部(15:00~16:30/17:00)経典勉強会 スッタニパータ第五章についての自由討論
講師 正田大観
参加費 第一部:1000円・第二部:喜捨(別途、会場費徴収いたします)
備考 第二部のみの参加も可。
第二部はパーリ語の文法知識を必要としない学び合いの場です。
初めての方でもお気軽にご参加ください。
お問合せ 東海ダンマサークル経典自主勉強会 船橋dhamma758@…
三谷 mj888jp@…
§ 諸々の事象は過ぎ去るものである。努力して修行を完成させなさい。§
協会の行事ではありません。
東海ダンマサークルの主催行事です。
勉強会(6月28/29日)の報告をいたします。
今回は、通常の勉強会に合わせて、初心者講座も開催しました。これは初めての試しということで、常連の皆様に加え、パーリ語勉強会はまったく初めてという方数名に直接声掛けして参加をお願いしました。お陰様で好評のうちに終わることが出来ました。
パーリ語の概要と、難しさ?(^_^;)を少なからずご理解いただいたのではと思います。参加者の方も仰っていましたが、やはり、パーリ語は独学では難しいところがあるように思います。しかしながら好評だったことを受け二回目もと計画しています。今月末にも詳しい内容を案内できたらと思っています。全く初めての方でも理解出来るようにと考えていますので一度ご検討ください。
では、通常の勉強会(6月29日)の報告をいたします。
刈谷市産業振興センターにて、9名の方が参加されました。
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第一部 <スッタニパータ第五章についての文法解析>
今回の経典はドータカ学徒の問いの§1073~§1075についてです。
今回のパーリ語文法解析のポイントを載せます。
§1073
ya/ pron.f m. sg.acc 《所のものを《 関係代名詞第3人称※ya/も主語santi(寂静)を指しているので寂静の性「f」 になる。
Viditvq 《知りて 《vindatiのger ※ger(連続体)は語基vindaにiを附しtvq(接尾辞)を附す:文法p129参照。
tare Ⅲ.sg.opt《越えるであろう←文法p187⑲㉖ 願望法は未来も表わす。
§1074
mahesi comp/連声.m.sg.voc 《偉大なる聖賢よ《mahq+isi《連声でq+i=e《compの途中で連声。
(mahq) a... 《大なる、偉大の 《mahant
(mahant) a... 《大なる、偉大の 《→mahq,mahe,mahoと後語によって変化する。
§1075
Adho adv....《下に《 時間、場所を表わすacc →advになったケース。文法p172⑨
tiriyañcāpi 連声《また横にも《 tiriya/+ca+api ※caが付いて/→`、a+a =q(文法p57③)
(tiriya/) adv....《横に、四方に《
(ca) conj....《~と、そして、また《
(pi) adv/conj...《~も、また、~といえども、けれども、たとい~でも《=api
taṇhan”ti.f.sg.acc《渇愛を《次にti(itiの略)が来るので連声して→tazha/+iti→/+i=z
tazha/ f.sg. acc 《渇愛を
(tazhq) .f..《渇愛、愛、愛欲《
<独り言:>パーリ語はまだまだ知らない変化がたくさんある。独学で難しいところだ。「止めてくれ!~」と言いたい。
勉強を始めた頃、正田さんに口癖のように言われたことがあります。「パーリ語勉強は、冥想と同じ、常に確認をしてください!」と。つまり、ちょっとでもわからないところがあったら、怠らずに辞書で調べる癖を付けるということです。繰り返し繰り返し確認することで、自然と覚えていく。「学ぶより慣れろ!」ですね。
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第二部 <経典スッタニパータ第五章について自由討論>
第三部 題材の経典は、カッパ学徒の問い§1103~§1107。
5.11 ジャトゥカンニ学徒の問い §1104~§1107。 以下省略 |
「真実のとおりに説いてください。」のところで、真実と真理の違いについて話題になり、真理という言葉を使うときは気をつけないといけないと・・・そこに危険性があると。
我々が「無常は(不変の)真理だよ」と言う裏には、無常といいながらも「ありがたい何か」、その様な「確かなもの」、常住のものをどこかで期待しています。それは、知識としての無常観であって、実体験としての完全な理解でないので、当然、佛陀が説く真理とは違ってくる。そのような錯覚のなかで、どんどん概念を拡大、妄想していけば、とんでもないことを真理と言ってしまう可能性がある。
以上報告でした。長文で失礼しました。理解し難いと思われたらごめんなさい~(^_^;) 参加者の感想を募集します。忌憚ない意見をお願いします。
次回は7月20日(日)です。次頁の詳細案内を参照ください。長老の初期仏教デーの翌日ですが多くの参加をお待ちしております。
協会の行事ではありません。
東海ダンマサークルの主催行事です。
勉強会(5月25日)の報告をいたします。
今回は、イーブルなごや(旧女性会館) 第1集会室にて、12名の方が参加されました。いつも熱意を持って参加頂き感謝申し上げます。
第一部 <スッタニパータ第五章についての文法解析>
今回の経典はドータカ学徒の問いの§1070~§1072についてです。
各パーリ語経文間違った箇所、先生に指摘されたポイントを載せます。
§1070
brqhmazamiriyamqna/ 連声. m.sg.acc 正しくふるまうバラモンを
brqhmaza/+iriyamqna/(iriyatiの分詞化でmqna現在分詞接尾辞(縁語)を附す。)
Pamu`ca a.Ⅱ.sg.imp解脱すべき pamu`catiのgrd(gerundive:未来受動分詞=義務分詞)で、尚且つ命令形でありpamu`catiの語尾tiがとれて語尾無しの二人称単数の命令形であることに注意!
§1071
sahissqmiⅠ.sg.fut 私は出来るでしょう→(未来形)sahati+issa9未来形接尾辞0→sahissqti3人称→sahissqmi1人称
ka`ci p95/390 m.sg.acc誰を →ka/(acc)+ci→ka`ci ※ciが付いて/ →`
Dhamma`ca連声.m.sg.acc 法(真理)を Dhamma/(acc)+ca ※caが付いて/ →`
§1072
Anusāsa Ⅱ.sg.imp.教訓してください
p26 (Anusāsati) Ⅲ.sg.pres.教訓する←語尾”ti”が取れた”imp:命令形”→Anusqsa
karuṇāyamāno, m.sg.nom.悲心を抱く者 →karuzqyati +mqno(現在分詞接尾辞)
ākāsova 連声 m.sg.nom 虚空のように →qkqso+iva → o+i=o
やはり、自分で翻訳したものを発表すると、よく今までの思い込みや間違いに気づかされます。
第二部 <経典スッタニパータ第五章について自由討論>
題材の経典は、カッパ学徒の問い§1099~§1102。問いに対する世尊の答え§1101、§1102を主に学びました。
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1101.(1094) 無一物にして無執取であること――これが、他のものが〔存在するべくも〕ない、〔このとおりの〕洲です。それを、『涅槃である』と〔わたしは〕説きます。『老と死魔の完全なる滅尽である』〔と〕。(3)
1102.(1095) このことを了知して、彼らは、気づきある者たちとなり、〔現に見られる〕所見の法(現法:現世)において涅槃に到達した者たちとなる――彼らは、悪魔の支配に従い行く者たちではありません――彼らは、悪魔の従僕たちではありません」〔と〕。ということで――(4)―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
この二つの経文のなかで、ポイントの言葉は、下線の部分。
無一物:心の無一文のことで「私のもの」というものは無いということ。仏教は必要最小限の所有物は認めている。
執着、所有があるから恐怖が生まれる。頭ではそうわかっていても...身体全体で実感し体験しないかぎり無執着にはなれない。
我々が今、ここに悟らずに居るということは、「輪廻をしたくない」と本心で思っていない。ではどうしたらよいのか?
他のものが〔存在するべくも〕ない:真の楽しみ、無執着を与えてくれるものは他にいない、他のものが無くても、いつでも、何処でも、喜びを感じられることが出来る。日常の一つ一つに喜びを感じられること。
普通、我々の喜びは、他のものが居ないと感じられないという状態である。(私も、買い物などでお店に行くことが楽しみですがそれは他の外に喜びを求めている)
さらに、学徒の問いもそうであるが、なにか答えを求めること自体が、他を求めていることになる。依存していることに。それは時間を掛けて未来に答えを求めようとする姿勢で、今でない。結局は、答えを求めてもダメで...。
現に見られる:未来に答えを求めない。今に、ということ。無常、無我=真理はどこに?まさに、ここに「現に見られる」とうことで、では、何故ここにある無常が見られないのか?・・・。
了知して:頭の中で知識としてではなく、有無を言わせない行動に駆りたてる状態になるということ。
以上報告終わります。理解し難いところはご勘弁をお願いします。言葉で言うのは簡単ですが、生の現実はなかなか~(^_^;)
次回は、6月29日(日)13:00~17:00 刈谷市産業振興センター304会議室で行います。
※初めての方でも、また連絡無しで当日参加されても構いませんので、お気軽にご参加下さい。
協会の行事ではありません。
東海ダンマサークルの主催行事です。
仏道修行者の皆様へ
風薫る季節もそろそろ終りかけですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。日々の修行は怠ることなく進んでおることと思いますが、さらに、修行に弾みが着き ますように6月も自主瞑想会を計画しております。以下に案内を申し上げますとおり、この機会に万障繰り合わせの上ご参加ください。
題目は、三河地域となっておりますが、冥想場は刈谷駅直ぐですので、他地域の方もお気軽にご参加ください。
今月は2回予定しております。
・日時 : 6月 7日(土)15:00~22:00 ※途中参加&途中退出可
・日時 : 6月14日(土)15:00~22:00 ※途中参加&途中退出可
・場所 : 刈谷市中央生涯学習センター和室1~3(刈谷市総合文化センター内3階)
URL : http://www.kariya.hall-info.jp/index.php?menuID=5
・交通 : JR名古屋駅~刈谷駅(新快速17分)南口から西へ徒歩3分
車 : 駐車場(文化センター駐車場)が隣接。(参加者:4時間無料)
・参加費:会場代/参加者数
・連絡先:三谷 090ー9897ー2882 mail:mj888jp@…
参加連絡を6月7日(土)の分は6月4日(水)、6月14日(土)の分は6月11日(水)までに連絡頂ければありがたいです。
なお、申込み無しで当日参加も可能ですが、参加人数少ない場合は中止もありますので、必ず出掛ける前に確認をして下さい。
では、皆様の修行が進みますように願っております。
以上
東海ダンマサークルの自主勉強会の紹介です。
仏道修行の皆様へ
皆様如何お過ごしでしょうか、久しぶりに「経典自主勉強会」3月報告と4月の案内を申し上げます。
<3月勉強会の報告>
第一部13:00~15:00はスッタニパータ第五章についての文法解析>
9名の参加者がありました。今回の経典は
Khuddakanikāye<Suttanipātapāḷi<5. Pārāyanavaggo<4. Mettagūmāṇavapucchā
小部教<スッタニパータ経<第五章 彼岸へと至るもの<4.メッタグー学徒の問いの§1066,§1067ついてです。
今回から、先生でなく受講者各自による訳文発表という形を取っています。これは、関西の勉強会ではだいぶ前から行われていて、名古屋では初めての経験となりました。お二人の方が発表されましたが、苦心の跡が見受けられ感心させられました。次回は、私を含め三名の方の§1068~§1070の発表です。
3時からの
第二部15:00~17:00は経典勉強会 スッタニパータ第五章についての自由討論>
経典は、§1095と§1096で内容が濃かったので以下にその詳細を書きます。
トーディヤ学徒と世尊の問答形式のお経です。
トーディヤさんが世尊に問いかけました。
[1095] 「諸々の欲望が住みつくことなく、渇愛が見いだされることなく、しかして、まさにその。諸々の懐疑を越えた者には、どのような解脱が存在するのですか」
世尊が次のように答えられました。
[1096] 「諸々の欲望が住みつくことなく、渇愛が見いだされることなく、しかして、まさにその。諸々の懐疑を越えた者には、他の解脱は存在しません」
さて、トーディヤさんはどういうつもりでこの質問をしたのでしょうか?その問いに対して、世尊はちゃんと答えているのでしょうか? 説明を読む前に一度自身で考えて頂きたいのです。
つまり、トーディヤさんは、知識として解脱を知っていますが「それはどういうものですか?」と。良く我々もやってしまうことです。長老に「冥想いくらやっても妄想ばかりで....どうすればいいのでしょうか」と。聞くことがあります。それと同じような質問をしてしまっているのです。
それに対して、世尊は突き放すように答えているように思えます。しかし、完璧に答えているのですね。
つまり、世尊は「知識としては全て伝えました、これ以上他にありません。これから先は、知識で理解することは不可能です。自身で体験してみて下さい。」と。
ここから先生の説明になります。
・ 我々は普段どうしても、真理を知識で知って、その全てを知り納得したいという気持ちになってしまいます。
それは、普段、「疑」に覆われて確信を持てずにいるので、直ぐ知識で納得したがる癖が付いているのです。
「知的解決をしたい」と。しかし世尊は「それは無い。ただ解脱という言葉があるだけだ」と。逆に知的解釈、悟りの固定概念が解脱の邪魔をして覚れないという事態に陥ります。悟ろうとする気持ちは脇に置いておく。何故か、ゴールはないからです。はじめはゴールを目指して歩き始めますが、歩き始めたらゴールの概念は不要。
知識も同じ、悟ろうと修業を始める時は知識が必要だが、始めたら、知的概念は不要になる。
では、どうやって悟るのでしょうか?おうおうにして、我々は、「何年後には・・・・」と、時を掛けて悟ろうと考えてしまいますが、これは、いくら努力しても報われないということになります。
キーワードは「今。ここに」だからです。目標となるもの、概念はない。目標というこれからという時間を持ち込まない。
・ 次に、「疑」とは何か?という議論になりました。「因果法則に対する疑い」「真理に対する疑い」「普段自分に確信が持てない迷いの状態が疑」などの意見が出ました。
因果法則を正しく理解していたら、悪いことをやろうにもやれない。「これはやってはいけない」と考えて止めようとしても止められない。それは「今、ここに」でないから止められない。ただ、その状態を観察することがよい。
・ 物事を捉える時、既知のものには安心します。安心したがります。だから、知識で納得したがる。無常などの真理も既知のものとして捉えたがる。いや捉えている(現在進行形)。無常、無我、苦などの未知のものには恐怖を感じる。だから、真理が見えない。
・ 自分が眼耳鼻舌身だけだと感じたら、体験したら、恐怖感が生まれます。だから冥想できない。そこから逃げている。
以上、経典解釈の難しい話も先生が冗談まじりに笑いあり、新たな見識あり、ため息有りです。また、自分の経験から積極的に発言される方、ただ傾聴される方と色々ですが有意義な時間を共に過ごし互いの励ましと学びとなったひと時でした。
明後日になりますが。次回のスケジュールを案内します 。
<4月経典自主勉強会の案内>
日時:平成26年4月27日(日) 13:00~17:00
場所:刈谷市産業振興センター 304会議室
URL: http://www.city.kariya.lg.jp/shisetsu/sangyokeizai/sangyokoshinsenta/index.html
当日、玄関デジタル掲示板に「東海ダンマサークル」と表示あり。
交通:JR名古屋駅~刈谷駅(新快速17分)北口から南へ徒歩5分
車:駐車場(相生駐車場)が隣接。(参加者割引:半日で負担¥200)
内容
・第一部(13:00~15:00) パーリ語勉強会 スッタニパータ第五章についての文法解析
・第二部(15:00~17:00) 経典勉強会 スッタニパータ第五章についての自由討論
※第二部は、パーリ語の文法知識を必要としない学び合いの場です。気軽にご参加下さい。
(経典一行に隠された奥深い意味探求の場であり、正田先生が度々本質を突いた質問され、各自が熟考を繰り返し、事実は...眼から鱗の勉強会です。)
参加費:喜捨 (別途 会場費(¥1900/参加者数)を徴収いたします。)
備 考
・第二部のみの参加も可能です。
お問合せ:東海ダンマサークル自主勉強会 舟橋 dhamma758@gmail.com
三谷 mj888jp@ybb.ne.jp
一年の中で一番過ごしやすい季節です。屋外で瞑想などしたらいかがでしょうか?日々、 怠ることなく。
ではお待ちしております~ m(_ _)m
~生きとし生けるものが幸せでありますように~
平成26年4月25日(金) 三谷
以上
MLホームページ: http://www.freeml.com/toukai-dhamma
経典自主勉強会のご案内
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経典自主勉強会のご案内
お釈迦様が説かれたパーリ語経典の訳を試み、その訳を通じて仏教を深く理解していくための自主勉強会です。
【参加概要】
第一部 : パーリ語勉強会(13:00~15:00)
スッタニパータ第五章についての文法解析
第二部 : 経典勉強会(15:00~16:30)
スッタニパータ第五章についての自由討論
講師 :正田大観
備考 :第一部はパーリ語辞典・文法書が必要。
第二部のみの参加も可。第二部はパーリ語の文法知識を必要としない学び
合いの場です。気軽にご参加ください。
参加費 :喜捨
【会場案内】
刈谷市産業振興センター 304会議室
・交通: JR:名古屋駅~刈谷駅(新快速17分)
JR刈谷駅(北口)・名鉄刈谷駅(北口)から徒歩3分
【お問い合わせ】
・ 経典自主勉強会について:東海ダンマサークル 担当: 船橋・原
12月22日(日) 「経典自主勉強会」(希望者で申込済の方限定)
南生涯学習センター第一集会室
経典自主勉強会のご案内
経典自主勉強会のご案内
お釈迦様が説かれたパーリ語経典の訳を試み、その訳を通じて仏教を深く理解していくための自主勉強会です。
【参加概要】
第一部 : パーリ語勉強会(13:00~15:00)
スッタニパータ第五章についての文法解析
第二部 : 経典勉強会(15:00~16:30)
スッタニパータ第五章についての自由討論
講師 :正田大観
備考 :第一部はパーリ語辞典・文法書が必要。
第二部のみの参加も可。第二部はパーリ語の文法知識を必要としない学び
合いの場です。気軽にご参加ください。
参加費 :喜捨
【会場案内】
<会場1>
施設名称 :名古屋市女性会館
住所詳細 :名古屋市中区大井町7-25
会場連絡先:052-331-5288
アクセス :地下鉄「東別院」下車1番出口より東へ歩3分
:JR・名鉄「金山」下車 崇覚寺方面・北へ10分「東別院」交差点より東へ歩3分
<会場2>
施設名称 :中生涯学習センター
住所詳細 :名古屋市中区橘一丁目7-11
会場連絡先:052-321-5511
アクセス :地下鉄「上前津」下車 6番出口南へ徒歩約250m(会場は東別院の北側になります)
<会場3>
施設名称 :南生涯学習センター
住所詳細 :名古屋市南区東又兵ヱ町5-1-10
会場連絡先:052-613-1310
アクセス :JR「笠寺」下車 北西へ徒歩約500m(日本ガイシフォーラムより北西。徒歩スグ。)
【お問い合わせ】
・ 経典自主勉強会について:東海ダンマサークル 担当: 船橋・原
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Jyunich Mitani | 2013年2月17日 22:58 |
皆さんの中で昔、「スパイ大作戦」というアメリカドラマをTVでやっていたのをご存じの方はおられるでしょうか?最近、トムクルーズがそれを模したスパイ映画「ミッション:インポッシブル」を演じて大ヒットしました。私も興味本位で観ましたが、全編にわたり息つくまもなくスリルを味わえる映画です。 それを真似た形で報告を始めたいと思います。 <・・・この作戦における、一切の責任は諸君にある。当局は一切関知しないからそのつもりで・・・では、諸君の健闘を祈る。尚この指令は自動的に消滅する> ~という台詞から映画が始まる。~ ~スッタ大作戦~指令(報告)その2 今日もなんか釈然としない何かが残った。 つらいことは、仏教に縁のない一般の人も、仏教を学ぶもの(以下仏教徒という)も同じようにある。いや、一般の人の方がもっとつらく感じて直に真剣に受けとめて苦しんでいる。 仏教を少し学んで知っているが故に、知識が先行して鈍感になっていないか反省してみる必要がある。 いくら「無明だから悩み苦しみがある。」と教えられても、やはり、つらいものはつらい!解っていてもつらい。 我々は勘違いしていると思う。「そこに真理がある・・・だから苦。」と、知っていても、瞑想しても「苦」は一向に無くならない。「修行したら苦るしみが無くなる!」いや、そこまで求めなくても,苦しみが少しでも和らぐぐらいは期待する。 そうでない、苦しみは無くならないもので、苦しみながら、不安や不満を感じながら苦を苦として、不安を不安として受けとめていくしかない。 つまり我々が思い描いている修行の場というものは無く。ただ、出家して寺で学ぶことが修行でなく、また、これからの我々、仏教徒の道の先に何かがあるように期待するところにもない。つまり、一般の人も仏教徒も区別無く「今ここにしかない。」 というようなことを、今日の勉強会で感じたので整理してみました。そうです。これが、前回の解答だったようです。といってもこのお経の意味は修行が進まないと本当に理解したことにならないのでしょうから私の主観であります。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ スッタニパータ 第5章の1 1043(中村元訳:1036) 尊者アジタが尋ねた「まさしく、智慧が[諸々の欲望の流れの統御となり]、さらには、気づきが[諸々の欲望の流れの防護となる]、というなら、では、敬愛なるお方よ、名前と形態(名色:現象世界)を、これを[問いを]尋ねられた者として、私に説いてください。どこにおいて、この[名前と形態]は止滅するのですか?」と。 1044(中村元訳:1037) 世尊は答えた「アジタさん、[まさに]その、[あなたが]尋ねたこの問いですが、それを、あなたに説きましょう。そこにおいて、名前(名)と形態(色)とが残りなく止滅するところですが、識知[作用](識:認識作用一般・自己と他者を識別する働き)の止滅によって、ここにおいて、この[名前と形態]は止滅します」と。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 再度説明ですが、二つのお経文の形式はアジタ尊者の問いにお釈迦様が答えた内容です。その意味とするところは、尊者が「・・・は何処にありますか?」の問いに対して「ここにおいて」と答えられたということです。 つまり、全ては今ここにある。この瞬間にあるということが答えらしいです。確かに文面から真面目に読もうとすればこの答えは誰も思いつかないのですが、素直にそのままお釈迦様は「ここにある」と答えられているのですね。これは、中村元先生の訳では読み取れないところらしいです。しかし、しかしですよ、これがとても難しいことでして、「ここにある」とはどういうことなのか。また、どうして「ここにある」と、我々は答えを出せなかったのか考察することが大切ですと、先生は言われました。 「『ここにある』とは?」と考えたときに、ある瞬間の一点にあると我々はイメージしてしまいがちですが、そうではないと。変化の流れの中にあるのでもなくただの流れのことと言われましたが、私にはもう一つ理解出来ませんでした。つまり、まだ修行で体験していないから理解出来ないのだと理解しました。 ~スッタ大作戦~ さて、勉強会の報告は今回で打ち切りとしますが、今日の内容について出席者および皆様のからのアドバイスがあればよろしくお願いします。 |
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三谷 順一
~スッタ大作戦~指令(報告)その1
今日の勉強会で先生曰く「このお経の8文だけで全てが示されている」と。そのお経とは、経典スッタニパータ第5章「アジタ学徒の問い」です。その中でも注目したのが以下の2文です。
1043(中村元訳:1036)
尊 者アジタが尋ねた「まさしく、智慧が[諸々の欲望の流れの統御となり]、さらには、気づきが[諸々の欲望の流れの防護となる]、というなら、では、敬愛な るお方よ、名前と形態(名色:現象世界)を、これを[問いを]尋ねられた者として、私に説いてください。どこにおいて、この[名前と形態]は止滅するので すか?」と。
1044(中村元訳:1037)
世尊は答えた「アジタさん、[まさに]その、[あなたが]尋ねたこの問いですが、そ れを、あなたに説きましょう。そこにおいて、名前(名)と形態(色)とが残りなく止滅するところですが、識知[作用](識:認識作用一般・自己と他者を識 別する働き)の止滅によって、ここにおいて、この[名前と形態]は止滅します」と。
この和訳を読んでも私は意味がハッキリと理解出来なかったのです? さて、皆さんは理解出来たでしょか?「即、理解出来た!」という方は、かなり修行が進んでおられる方だと推測します。
今日の勉強会の中では答えは示されなかったのです。先生曰く「私が答えを教えると、単なる知識に終わってしまうので、自身で探し出してもらいたいのです。」と。まさに、ここに、全てがあるようです。次回を乞うご期待。
...尚このテープは自動的に消滅する~スッタ大作戦~