
Theravada Online ゴータミー精舎日記

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9:40--
礼拝、読経、慈悲の瞑想
参加者の質問に答える形で
スマナサーラ長老より法話
11:30--
お釈迦様へお食事等のお供え
11:55--
お昼休み
(12:50-ミーティング)
13:30
午後の部
読経、慈悲の瞑想
初心者は、スマナサーラ長老より瞑想初心者指導
(戒壇)
経験者は、各自で瞑想
(2F、キッチン横ROOM、廊下等)
17:40
全員瞑想を終了し、2Fホールへ集合
慈悲の瞑想、読経、回向
18:00
瞑想会としては終了
今回は、宿泊瞑想会第1日目と重なるため、
宿泊瞑想参加者は、休憩後ひきつづきプログラムへ。
当日の法話 ■法話音声はこちら■ (一部 51分49秒)
キーワード:実際の生き方に使えますか?役に立つように
- ブログ名
- パーリ仏典、瞑想に基づいたテーラワーダ仏教の世界
- ブログ紹介
- パーリ仏典、瞑想などテーラワーダ仏教関連サイトをご紹介しています。
パーリ仏典、瞑想などテーラワーダ仏教関連サイト<テーラワーダ・ワールド>
http://10620626.at.webry.info/201004/article_1.html
2010/05/23 09:29
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14歳へ 吉田まきお
あなたは14歳になりましたね。おじいさんは誕生日があって
も特に嬉しいことではないのです。悲しいことでもありません。
生き物は、そして人間は、自分という生き物は必ず死ぬという
法則を心得ておく機会を誕生日だとしています。
世間の常識とは違いますが、生まれたものは必ず死ぬとい
う、生き物に与えられている法則をホンマにそうなんですねと
お腹に納めておくのです。虫などが死んでいるのを見たり、蝉
の一生などは分かりやすいですね。まあ自分という生き物は、
虫とも生命の仲間であると共に、かれらと同じように何時軽く
死ぬかもしれないという条件は全く等しいのです。
常に身体の細胞は生滅しながら刻々変化しているもので構
成されています。言ってみれば、その細胞の組み合わせのボ
デイーです。毎日刻々変化生滅しているのですが、自分には
それが分かり難いのです。まあそんなモンで出来ている身体
なんだと理解しておきます。だからシャボン玉の親戚でもある
のです。
これはお釈迦さまに教えて戴いたことです。それに生物学一
般知識でもあります。しかし人間一人ひとりには知識としては
あっても、誰もそうだと納得理解していないとお釈迦さまがお
しゃていることを、ガン手術をやってから納得しました。
病気をしても大概は、長生きしたいという欲に負けてその死
ぬ法則にあることを受け入れないです。死ぬのは嫌だという気
持ちになることは当然のこととして、それに支配されて生き延
びたい執着が以前より強くなるのです。エゴの虜になるのです。
そして不幸な暗い人生を歩み続けます。
だから若いときから「死」ということが怖いことでも、避けること
でもなく自然界の法則であるということを理解しておくのはとて
大事なことなのです。それが幸福に生きていくのに欠かせない
智慧なのです。
ここはお釈迦さまの教えで一番自分が理解できたものです。
これはとてもだいじな智慧ですね。自分・自分という執着心を捨
てる一番簡単な方法なのです。あ~法則なのかと受け入れると
ね。だからとても可愛い孫娘に、元気盛りの子にこのような話し
をしているのです。
おじいさんのこれの一番の効用は落ち着けることです。何し
ろ落ち着けますね。
明日の心配がないのです。そしてあれ不思議、前よりも元気な
のです。明日コロッでいいですものね!あなたも実際は同じ状
況にあるというのがこの法則なのですよ。
古代より人間がつくってきた文明・科学はこの逆で活動してき
ました。変化することを受け入れない、受け入れたくないという
人間のわがまま思想が基本なのです。
写真も一番いい例かな!一瞬の出来事を固定しておくのです。
実際はどんどん変化して変わっていくのですが。変化に抗する
のです。その為の写真です。そして写真をよく見ると紙です。
それに点点の濃淡が印刷されただけのものなのです。^0^
落ち着いてこのように事実を観察してみると、人間のやってい
ることはほとんどこの類なのです。そしてそれが地球環境を壊
すところまでやってきたのです。確かに便利になり興味あるも
のが多いのですが、幸福に繋がるものはほとんど無いのです。
それが「自分は明日死ぬかも知れないですがいいですか、ハ
イ分かりました」と軽く受け入れていくと、地球環境破壊のストッ
プにまで繋がることになると思います。それは文明構築の根本
が他の生命と平等な位置に立って生きるというところに変わる
のです。そこから学問や技術の考え方もすべて、変革してきます。
それに今日一日思い切り充実して暮らせるのです。明日の心
配もしないのです。何しろ昨日は過ぎ去ったもの、未来(明日)は
未だ来ないのです。あるのは今なのです。 部活でも一緒だと思
います。目標はありますが、やるのは今日を、この一時間を、この
今を、この瞬間に集中して生きるのです。
なにしろ、「自分は明日死ぬかも知れない。ハイわかりました」
と毎日自分に言い聞かせているだけで、賢く生きていけるので
す。人間として立派な大人に育っていけると思います。謙虚にな
るし、他の生命に対してもとても優しくなります。
それに何より気持ちが落ち着いてくるのです。試験にも強くなり
ますよ。
一番屑(クズ)はどうせ死ぬんだったら何をしてもいいという無
知な考え方はこれはダメです。これも結構いそうです。それに世
の中のあきらめ派は、環境を人の所為(せい)にして、引きこもる
か、死ぬか、壊すかですね。心の中の「怒り」のエネルギーが強
い人はそうなるのですね。怒りがエネルギーです。だから怒りの
管理はとても大事なのです。でも明日死んでもいいという人は落
ち着いているので、アホらしくて怒れません。明日死ぬというの
に怒っていたらもったいないですものね。
そうです。今を充実してやるのです。明日の心配なしにです。
それに笑えます。笑う人には世界が寄ってきます。怒ると世界と
対立です。人と仲良く、世界と仲良くするのには笑う人になるこ
とですね。明日までそして永遠に生き延びようとすると心配で笑
えません。
何があってもあっそう^かです。さてこれをどう楽しみながらいこ
うか!と常に挑戦ですね。今日一日、今の挑戦ですね。これな
協会のtwitterとTheravada Online ゴータミー精舎日記より
jtba_info 日本テーラワーダ仏教協会 #jtba Dhammacast更新:五宝寺はなまつり法話「楽に生きるための真理」 http://t.co/THUflWx 4月16日に高知県宿毛市・五宝寺で行われたスマナサーラ長老はなまつり法話と質疑応答の音声ファイル(MP3)を配信しました。
五宝寺はなまつり法話「楽に生きるための真理」(Dhammacast)

五宝寺はなまつり法話「楽に生きるための真理」(Dhammacast)
日本テーラワーダ仏教協会
jtba_info
東日本大震災救援募金のよびかけ
- #jtba 『釈尊成道2600年記念ウェーサーカ特別法要』特設ページを公開しました。
- http://www.j-theravada.net/2011_wesak/
- 法要は2011(仏紀2555)年5月14日(土) に渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール4階にて
- [拡散希望] 5月7日、「慈悲の瞑想と祈りの集い」を日比谷公会堂にて開催いたします。入場無料、予約不要です。会場に募金箱を設置し東日本大震災義援金として日本赤十字社に送ります。ご協力の程、よろしくお願いいたします。
- http://bit.ly/hepnbt