東海ダンマサークルの自主勉強会です。
明けましておめでとうございます。本年も旧年に変わらずご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
早速ですが、12月7日に行われますした、自主勉強会の報告をさせて頂きます。8名の方に参加いただきました。参加の皆様ありがとうございました。テーマは、「五蘊」ということで提案あり、それについて検討いたしました。目の前のお菓子を見たという状況において五蘊とはどういうことなのかと説明しようとするとなかなか上手く説明できません。確かに、知識で知っていることを並べてもなかなか長老のように納得の出来る説明は難しいのだと気づきました。勉強会の意味もそこにあるかなと思います。人に分かり易く、具体的に伝えることを体験する。知っていると思っていたことも、いざ人に伝えようとすると出来ない。それで、本当に理解しているかということです。
また、ただ伝えるだけではいけません。聞き手が理解出来るように、出来るかぎり分かり易く具体的に伝えられなければなりませし、聴く側も素直な気持ちで聴かなければなりません。むしろ、聴く方が難しいと思います。
後半のテーマとしてパティパタ12月号巻頭にある「思考のメカニズム」について話し合いました。文面から、思考の三層は①気づいている表面の思考②無意識③潜在煩悩。人格改良には表面の思考を制御することがカギで、方法には、気付きの実践と正しい思考をする。ただ誰しも自分が正しいと思っている。とあります。
そこで、「自分の思考が正しくないならば、正しいことをどう判断すればいいのか?」という疑問が出てきました。正しい思考というのはわれわれには難しいという感想です。
今回、同じ仏教の知識を共有しているサークルの仲間でも、それに対するアプローチというか姿勢がだいぶ違うなと思いました。知識や経験によってでしょうか?
司会者が上手くまとめきれないなど、反省点も多かったのですが、このような場で大切なのは、各々の力量で自分の言葉で話すことに徹することだと思います。さらに、人の話を素直に聴くという姿勢でしょうか。話がうまい上手下手は関係なく、如何に伝えるか、聴いくかということだと思います。
さて次回は、1月18日(日)初期仏教デーの日、午前10時~11:30予定です。
話してみたいテーマがあればその場で発表して頂き、もし、決まったテーマがなければ、パティパタ最新号(1月号)の巻頭法話「幸福とは心の成長」をテーマとしたいと思いますので、参加される方は、一読されるようお願い申し上げます。では、お待ちしております。