日本テーラワーダ仏教協会
【youtube動画】5/24(日)ウェーサーカ祭 スライドショー『孤独と寂しさ』~欲から離れる楽しみ~ https://www.youtube.com/watch?v=JlFHvkp83JI … よければご覧になってみてください。~生きとし生けるものが幸せでありますように~
協会のfbより紹介です。
#jtba「ウェーサーカ祭にちなんで」
皆さま方にウェーサーカ祭を記念して、限りない幸福と安穏が訪れますようにと、心よりお祝い申し上げます。無量の慈悲と無限の智慧に満たされた、釈迦牟仏陀のご加護がありますように
お釈迦さまは、生きる苦しみを完全に滅する方法を指導なさいました。人々に道徳と生き方を教える宗教と哲学 は、世の中にいくらでもあります。しかし誰一人、「存在とは何か」と知り尽くしていないのです。あらゆる推測、論理、信仰などに基づいて、自分自身の思考 を定義しているだけです。いかなる教えでも、理性に基づいて少々観察すると、いろいろと矛盾が見えてくるのです。それは、その教えが不完全だからです。 様々な宗教哲学について言えるのは、「それほど悪くはない」というぐらいの感想です。
反対にお釈迦さまは、自分の教えが完全に語られていることを強調なさいます。矛盾が成り立たないこと、実践すれば期待通りに解脱が得られることを宣言な さるのです。過去・現在・未来の人類に向かって、それほど大胆に語るということは、人間にできることではありません。お釈迦さまは、できることなら自分の 教えが違うと、事実に基づいて反論しても良いと、我々に批判する自由まで与えられているのです。「汝、私の言葉を信じなさい」というような口調と正反対な のです。
釈尊はきわだって自画自賛しているわけではありません。ただ、この真理を理解して体験するのは難しいと思われる方にも、仏陀にチャレンジするほどの勇気 のない方にも、この教えは事実であると推測ぐらいできるようにというご配慮から、大胆に宣言なさっているのです。仏教に対してチャレンジした人々は沢山い ました。しかし、未だかつて仏陀の教えは正しくないと断言することは、誰にもできなかったのです。
その批判の内容を調べても、理解していないか、固定概念に足を引っ張られているか、自分にはできそうもないという弱みしか見えないのです。「私にできないから皆にもできない」という理屈も、「私にできないから正しくない」という理屈も成り立たないのです。
お釈迦さまのこの強さは、どこから来るものでしょうか? それは、お釈迦さまの悟りの智慧なのです。理屈を並べ立てて話しているわけではありません。他 の人々の教えを研究して、その要所を自分の思考の如くアレンジして、話しているわけでもありません。自分自身で、真理とは何かと発見なさったのです。それ は未だかつて、誰にもできなかったことです。
仏陀以前の修行者も真理を探検していたが、彼らは、自分たちの先人の教えと方法を受け継いで精進していたのです。先人たちは成功しなかったけれど私も やってみよう、というような気持ちで努力したのです。実験が失敗したならば、その論理とその方法には、何か問題があるはずです。勇気をもって、先人方の理 論と実践方法は正しいか否かと調べることはしなかったのです。先入観で足を引っ張られたので、仏陀以前の行者たちに真理の発見はできませんでした。
お釈迦さまも六年間、先人たちの方法を試してみたのです。それも、誰にも何の文句も言えないほど、完璧に実践してみたのです。しかし結果は出ませんでした。「苦しみの完全たる超越」を経験することはできなかったのです。
生きるとは何なのか、なぜ人は苦しむのか、苦しみから脱出できるのか、そのために何か方法があるのかという疑問・疑いが、心から離れなかったのです。
誰一人も未だかつて試したことがなかった、事実をありのままに観察する方法を試し始めたのです。何にも偏ることをしないで、完全に、客観的に物事を観察 していったのです。それは後に「中道」と名づけた、超越道なのです。微妙にでも固定概念に偏らない。推測で決して判断しない。完全に理解したことのみ認め る。それも、まず自分に対して正しいか、次に他人に対して正しいか、それから一般論として普遍的な真理として成り立つのかという、三つの立場で修行を続け たのです。
超人的な集中力と観察能力を駆使して、自己観察をなさった。あらゆる現象を観察し続けた。すると、じわじわと真理が現れてきたのです。現れてくる真理 が、自分に対しては事実であると発見したならば、他人に対しても同じなのかと観察する。それから普遍的にもそれが真理かと観察する。次に、なぜあらゆる現 象が生まれてくるのかと、その原因を観察する。それから、なぜ生命は苦を嫌悪するのに、苦が続くのかと調べたのです。
そこで、心に定着している無明と渇愛という、煩悩を発見する。では、心からこの無明と渇愛を完全に取り除けば、苦の続きがなくなるのではないかと思い、 それに励んでみたのです。一切は変化生滅し続ける現象なので、何にも執着するには値しないと発見すると同時に、心から完全に無明と渇愛が消えてしまったの です。
お釈迦さまの心から、完全に苦が消えました。新たに苦を作る原因も消えたので、それからも苦が決して現れないと確信したのです。今まで心にあった、一切 の疑が消えてしまった。これが、お釈迦さまの成道なのです。苦・煩悩が再び現れないように消えたという意味で、究極な幸福の境地を涅槃(nibbāna) と名づけました。悟りをひらいてからシッダッタ菩薩は、ブッダ(悟った人)と言うようになったのです。
涅槃は、一切の概念、言語的な表現、人間の経験を超えているので、他人に語れるものではありません。他人に語るまいとお決めになったが、梵天の勧請によ り苦しんでいる生命に対して憐れみを抱き、伝道することを決めた。それから45年間、一日も休むことなく、幸福になる道を語り続けられたのです。80歳に なって、マッラ族のウパワッタナというサーラ樹園で、サーラ樹の下で涅槃に入られました。
◎イラスト:酒主浄忍
▼参考テキスト
完全智者の現れに因んで~悟った人には何の疑も存在しない~
http://www.j-theravada.net/howa/howa111.html
♫生きとし生けるものが幸せでありますように♫
東海ダンマサークルの自主勉強会です。
皆様へ
5月の自主勉強会報告をさせていただきます。
5月17日(日) 刈谷氏総合文化センター和室にて参加者4名で行いました。
今回は、4月にゴーダミ精舎で行われたス・マナサーラ長老法話を参加の方々と視聴しました。以下概要です。
http://www.ustream.tv/recorded/61671391
「世の人々は皆、(他の)人を助けてあげたいと思って生きている。農業も医者も、思想家、哲学者、科学者、政治家も、だれしもが人を助けたいと思っている。(それ)だったら、皆が平和で、穏やかで、不安もなく、争いもなく、幸せに暮らせるはずでしょー?
結果はそうはなっていない。・・・科学も100%の証拠はないのです。ある程度のところで推測で決めているのです。我々はそのような中途半端な俗世間のなかで流されて生きている。
仏教は人類、いや生命の生き方に問題があると教えています。100%の証拠を上げて、生命が生きるために欠かせない不可欠な教えなのです。」
以上の説明に殆どの時間をかけて説明され。その最後の方で法話のポイントをまとめて話されました。
「物質と生命の違いは感覚がある・・・その感覚のプログラムに問題がある。・・・我々には感覚があるから、『生命は自分のことしか知らない。知り得ない。』というハンディを持ってしまう。・・・隣にいる人のことも触れるか、声を聴くかでないと居ることすら知らない。
そのハンディを発見しないままで(俗世間は)哲学、政治、宗教など(様々の活動)をやってしまう。『こうあるべきだ』と主観で・・・だから哲学も、政治も、宗教もたくさん色々、出来てしまう。
さらに、ハンディを発見しないまま感覚のせいで、愛着、執着を持ってしまう、そして『生きていきたい』と思ってしまうのです。そこからトラブルが(次から次へと)生まれてくる。
ヴィパーサナーは、この感覚のシステムを観る。感覚を観察して・・・『ああ~どんな生命もこんな感じなんだなぁ~』と。『何で、私は生きることにこんなに変な愛着があるのか』と。『(なぜこんなにも)生きていきたいと考えるのか、これはもう、生きること自体流れで、成り立たないもの(だ)』と思って(理解して)、執着が消えて安穏、安らぎの境地に達するのです。
ざっとはこんな内容でした。26インチのテレビ画面でしたが、名古屋初期仏教デーでの長老が目の前で話されているようで、長老の法話はいつものように力強く、愚者の自分もすごく納得させられました。
参加の方たちとは、視聴後休憩を挟んで、それぞれの感想と意見交換しました。所どころ共感するところもありますが、印象に残った個所や、受け止め方に違いがあり、自分も含めてこれが主観なのかと思うと同時に、法話の中の「ハンディ」は「自我」のことだと理解されました。
何よりも、日常の生活に流されがちな私を、仏道の正道に戻してくれる貴重な時間を共に過ごしていただいた参加者の方に感謝します。
長老曰く「仏教はコミニュティーの教えだ」と仰っています。経典にも「仏道について大いに論じ合いなさい」とあります。このような活動について、関西の先輩、天野聡さんも協会誌「パティパタ」で次のように語られています。「一人で実践していると、知らず知らず間違った方向に進んでしまったり、やる気のエネルギーが萎んでしまう危険がありますが、定期的に仲間同士で集まって話し合えば、そのような危険は避けられ、仲間から啓発されてやる気を充填することもできます。自分が仏教の実践にどれくらい力を入れているかによって、理解力と瞑想の結果得られる徳の力が変わるとのことですので、やる気の充填はとても大切なことだと思います。」と。
次回は、6月14日(日)ガイシフォーラム 第一和室
午前10時~12時 自主勉強会「テーマ:パティパタ6月号巻頭法話と日常の悩みや問題について」
午後13時~16時半 自主冥想会
初めての方も大いに歓迎いたします。どなたもお気軽にお越しください。
担当 三谷
開場に注意 刈谷産業振興センター ではありません。
刈谷市総合文化センター和室
5月 17日(日) 自主勉強会 13:00~16:30
刈谷市総合文化センター和室
スケジュール:13:00~14:00 長老の法話録音を聴く
14:00~16:30 上記について討論会
・場所 :刈谷市総合文化センター和室(3階)
URL : http://www.kariya.hall-info.jp/index.php?menuID=5
・交通 : JR名古屋駅~刈谷駅(新快速17分)南口から西へ徒歩3分
名鉄名古屋駅~知立駅(乗換)~刈谷駅(38分)南口から西へ徒歩3分
車 : 駐車場(文化センター駐車場)が隣接。(参加者:4時間無料)
・連絡先:三谷 携帯 090ー9897ー2882
メール:mj888jp@ybb.ne.jp
東海ダンマサークルの自主行事です。
皆様へ
急ですが、この日曜日、自主勉強会の開催を次のようにご案内いたします。お時間とご都合のよろしい方はご参加ください。お待ちしております。
記
日 時 : 5月17日日曜日 12:00~16:30
場 所 : 刈谷市総合文化センター 和室(3階)
アクセス: JR>名古屋駅~刈谷駅(新快速17分)南口から西へ徒歩3分
名鉄>名古屋駅~知立駅(乗換)~刈谷駅(38分)
車 >駐車場(文化センター駐車場)が隣接。(参加者:4時間無料)
連絡先 : 三谷 携帯 090ー9897ー2882
メール:mj888jp@ybb.ne.jp
参加費 : 会場費1200円を参加人数割り
内 容 : ス・マナサーラ長老の講話録音を一時間ほど聴いたあと、お話し合いをしたいと思います。
以上 三谷
協会の記事ではありません。
木下全雄 さんの ブログの紹介です
私は他人様の希望を満たすために生きているのではありません。
私は他人様に認めてもらうために生きているのでもありません。
他人様の希望を満たすためにのみ生きるのではない、自分で考えて、自分で判断して、自分をしっかりと持って生きることを「随処に主となる」と言います。
他人様に認められることを願う人は、自分の人生の「主人公」になっていません。
自分の人生を、自分らしく堂々と生きる上ではアドラー心理学で言うところの「嫌われる勇気」が必要です。
それが私が主体となった、私らしい、私の人生なのです。
他人に自分の人生の責任を転嫁するのでは情けないのです。
そのために、私達は常に自分の人生に責任を持って「主人公」として生きるべきです。
仏教の教えに極めて近い心理学に、アドラー心理学があります。
自分に自信が持てない方は、嫌われる勇気、という本を読んで勉強することをお勧めします!
頑張って勉強して、思考回路を修復して、それから実況中継の仏道修行も学ぶと、人生の様々な問題を自分の力で乗り越えることが出来るようになります。
協会の記事ではありません。
サークル仲間の徒然日記です。
「今幸せになる」
長年この夫は自分にとっては理想的な人だと思っていたのが
崩れてしまった。今までの結婚生活はなんだったんだとがっくり
している。これからどうしていけばいいのか分からないでいる。
話すことはあ~だった。こうだった。お先真っ暗な気分。今日
神戸の友人がイチゴ狩りをしようと連れてきた元気奥様の話で
す。
そうですね。先のことは分かりませんね。不安でもある。遠足
だと楽しみでもある。その両面があるわね。
ところでね今はここ(私の家)に居る皆な、私も含めて今まで
のことには○を打ちましょう。終止符をね。
とは言え でもね~でもね~~。
さて人生は今ここに居ることが凡てです。今までが良かった
から今無事にここに居ます。結果オ~ライですね。
でもどうしていってよいのか分からない。どうしていきたいで
すか?不幸になりたいですか?それとも幸福になりたいです
か?暗く生きたいですか?明るく家族仲良くしていきたいで
すか?
どちらをやるのも自分次第ですね。それに家族の太陽役も
やれますね。家族がいてよかったね~
さ~て先のことは分からないけれど、今はこれから苺狩りを
楽しもうですね。元気に明るい様子で帰られました。
★「茶話会(親睦会)」のお知らせ
午前10時から法友のみなさんの集いがあります。
※自由参加、昼食は各自ご用意ください。
*残念ながら 初心者冥想指導はありません
【お問い合わせ】 東海ダンマサークル
電話:090-7316-634
電話:090-2133-049
メール quiet-place.366
協会の記事ではありません。
サークル仲間の徒然日記です。
「秘境(心)ワールド・ツアーのパスポート」
今年のゴールデンウイークは実に充実した6日間の秘境
(心)ワールド・ツアーに参加した。費用は往復旅費込みで
26000円と格安料金だった。
このツアーは兵庫県三田市にあるマーヤーデービー精舎で
企画されたもの。秘境(心)案内人はスマナサーラ長老です。
誰でも参加できるのですが各自で用意するパスポートが要り
ます。
日本国民のとしてのパスポートはお金は私が払いますが、
発行するのは日本政府です。しかしこの心ワールドツアーの
パスポートは私自身が発行人になるのです。
それには自分がこの人生で一番やりたいことを見つけたい。
この人生で目指すべきことは何なのか?目先に振り回されな
い自分にしたいという意欲が必要なのです。
誰しも若い時は先ず勉強します。そしてやりたいこととし
て仕事や音楽やスポーツ等々をします。やがてこのものの中
には目指すべきものはないと薄々気づきます。
ここで二筋道あり。あれこれ心の囁きのままにひと時の楽し
みと後々くる後悔を道連れに流れていく人。
もう一つは人生は一度きりだ悔いなく生きたい。自分を大事
にして生きていきたい。自分を慈しんでいこうという人の道。
これは人は皆親に世話になって大きくなり、様々に回りの
恩恵を受けて生きている身だと気づくところから始まります。
これは充実した人生の原点だと思う。
協会の記事ではありません。
サークル仲間の徒然日記です。