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zaike2号

Author:zaike2号
 東海ダンマサークルでは、東海地方をベースにお釈迦さまの説かれた「テーラワーダ仏教(初期仏教・上座仏教)」を、皆さんと一緒に学び実践するために活動しています。
 また、日本テーラワーダ仏教協会より、定期的に長老(お坊さま)方をお招きし、法話・勉強会・冥想実践(ヴィパッサナー)を行っています。

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#‎jtba‬「怒りがあるとき、怒りのないとき」~素直に聞く難しさ~





協会のfbより紹介です。





日本テーラワーダ仏教協会さんの写真
日本テーラワーダ仏教協会

‪#‎jtba‬「怒りがあるとき、怒りのないとき」~素直に聞く難しさ~

 人間ですから、判断に間違うこともあります。理性を働かせていても、いつも必ず正しい判断ができるわけではありません。ミスや失敗は起こります。間違ったのですから、その結果はよくありません。それは当然のことです。自分がやったことに対するそれなりの結果がついてきただけです。

 だから、べつに感情的になるような話ではないのです。ところが、自我に囚われていると、結果に文句を言いたくなるのです。もっともはっきり表れる感情が 「怒り」です。たとえば、あなたが車を運転していて、交差点で信号待ちをしていたとします。後ろの車の人がクラクションを鳴らしました。青信号に変わって いるのに、あなたがすぐ発信しなかったからです。

 そのクラクションを、「青信号なのに何しているんだよ、さっさと行けよ」というふうに受けとめてしまうと、カッとなります。「なんだよ、ほんのちょっと気づくのが遅れただけじゃないか、うるさいな」と相手に対して怒りの感情を抱いてしまいます。

 些細な出来事なのに、人間はクラクションの音ひとつで「自分を否定された」と激しく思い込んで怒り、大ゲンカをしたりすることがあるんですね。でも、 「あっ、青信号にかわっているのを教えてくれているんだ」と思えば、バックミラーを見ながら「悪い、悪い。教えてくれてありがとう」と手を上げて挨拶して 終わりです。

 どちらが自分にとっていい結果かといえば、怒らずに、和やかに対応するほうに決まっています。怒りがなければ苦しみがないのです。ブッダの言葉にこういうものがあります。

 欲があるとき、苦しみがある。
 欲がなければ、苦しみがない。
 怒りが生まれたら、苦しみが生まれる。
 怒りが消えれば、苦しみが消える。
 悪い行為をすれば、悪い結果がある。
 善い行為をすれば、善い結果がある。

 怒るというのは自我に囚われた状態です。どんな理由があろうとも、正当な怒りというものはありません。怒りは悪、悪い結果しかもたらしません。自我に囚 われた状態というのは、自分サイドからの一方的な視点でしかものが見えていない視野狭窄の状況です。事実がきちんと見えていない。見えていないのですか ら、他の人が教えてくれていることを素直な気持ちで聞く必要があります。

 苦しみたくないのなら、理性的な人間になって正しい選択をしたいなら、つねに怒りの感情をも持たないように心がけることが大事なのです。

●photo:RAF Firefighter by Defence Images〈flickr〉
▼参考テキスト
新刊「もう迷わなくなる最良の選択」
http://amzn.to/1MVHRso

~生きとし生けるものが幸せでありますように~










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#‎jtba‬【法話】「真理と道徳は分けられない」(Dhammacast)





協会のfbより紹介です。





‪#‎jtba‬【法話】「真理と道徳は分けられない」(Dhammacast)

▼「真理と道徳は分けられない」(120分)
http://www.j-theravada.net/pod…/2009_1027gotami_an_4-185.mp3

2009年10月27日、ゴータミー精舎で行われたスマナサーラ長老のパーリ経典解説の音声をpodcast配信いたします。

 今回のテキストは、Aṅguttaranikāyo Catukkanipātapāḷi 5. Brāhmaṇasaccasuttaṃ 増支部4集「婆羅門真諦経」です。異教の遊行者との対話を通じて、ブッダの説かれた真理の偉大さが浮き彫りにな るスリリングな経典講義です。

 ......バラモン人がみな「殺生するなかれ」と言っているわけではないのです。しかし「殺生してはいけない」というバラモンもいた。それは本当のこ とを言っているんだよと、釈尊は超越した悟りの智慧で語るのです。一般人は「殺生してはならない」と(ただ)いう。釈尊は、それが真理であると発見する。
 
 ポイントは、生命に害を与えてはならないということは誰でも言っていることですが、ある修行者は瞑想して得た覚りの智慧で、「あ、この人たちは本当のこ とを言っているんだ」と発見することです。かといって、その人は自分がエライ宗教家だと思っていない。バラモンだと思っていない。優れた人間だとも思って いない。私の智慧は皆と同じになったとも思わない。他人よりレベルが低いとも思わない。しかし、発見した事実・真理があるから、その真理によって、生命に は一切害意を持たずに憐みを持って生活する。
 
 それは、釈尊のことを言っているのです。すごいことを発見したからと言って、自分がエライ修行者だとは思わない。そんなような気持ちは一欠けらもない。 ただ真理を発見した。その発見した真理によって生きている。生命に対する憐みをもって......。それが本物の生き方なんです。
 
 釈尊にはまったく自我が無い。「あなたは何者ですか?」と問われても、答えが無いんです。「われは神である」とか「我こそは仏陀である」とか、そういう 人々は誇大妄想という病気なんです。ほんとは治療すべきなんですけど......その代わりに、皆で拝んでいるんですね。
 
 釈尊はこれほどの真理を発見しているのに、自分、という立場が消えている。自我が無い、実体がない境地に達しているんです。......(スマナサーラ長老の講義メモより 文責:佐藤哲朗)

パーリ語のテキストは、以下のリンク先からダウンロードしてください。
http://gotami.j-theravada.net/2009_1027gotami_sutta_AN_4-18…

◇元ページURL
http://gotami.j-theravada.net/2009/10/dhammacast-92.html

~生きとし生けるものが幸せでありますように~










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2015年に出たスマナサーラ長老の本





協会の記事ではありません。
佐藤哲朗さんのブログの紹介です。





2015年に出たスマナサーラ長老の本

本の話題

もう師走なので、今年(2015年)に刊行したスマナサーラ長老の本をまとめておきたいと思います。特に力を入れたキンドル作品については別記事を用意します。新刊と文庫化(新書化)、新装版の刊行など。

 

 無我の見方―「私」から自由になる生き方 (サンガ新書 64)

2012年に出た同名書の新書化。単行本として出た当初はあまり話題になりませんでしたが、本書は間違いなく長老の代表作の一つになります。知的な読み物として面白い上に、日本語で仏教の「無我」を論じる際の基準点になる、非常に高度な内容が論じられています。テーラワーダ仏教のみならず、大乗仏教で展開される複雑な空解釈に分け入ろうとする人にとっても、本書は「命綱」のような役割を果たしてくれるでしょう。

 

[新版]13歳へ 13歳のチカラが世界を変える
 

[新版]13歳へ 13歳のチカラが世界を変える

2010年刊『13歳へ――よい親も、よい先生も、あなた次第』を大幅に改訂した作品です。底本は兵庫県宝塚市の雲雀丘学園中学校での講演を収録しましたが、新版には兵庫県洲本市の柳学園中学校での講演(第一部)と、書き下ろしのまえがきも追加しました。長老が若者向けに書き下ろした著作には、自由の森学園高等学校での講演などをまとめた『ブッダ―大人になる道 (ちくまプリマー新書)』(ちくまプリマー新書)が読み継がれています。本書もロングセラーになってほしいものです。

 

 老いを自由に生きる~とらわれない・持たないブッダの智慧~ (だいわ文庫 B 176-2)

2012年に刊行された『老いと死について』の文庫版です。単行本からの変更はありませんが、文庫読者層の中心である四〇代にアピールしたいとの版元の要請で改題しました。

 

沙門果経―仏道を歩む人は瞬時に幸福になる(サンガ文庫)

2009年に出た単行本を文庫化したものです。沙門果経(長部2)は釈尊が阿闍王の問いに答えて仏道実践の概略を壮大なスケールで語ったパーリ経典です。前半部は釈尊在世のインド思想入門、後半は釈尊自らが語る仏教入門、といった構成になっています。この大部の経典を哲学的な教養の宝庫として、また実践の確かな手引きとして魅力たっぷりに解説されたスマナサーラ長老の力量には改めて感嘆せざるを得ません。文庫化にあたっては、細部に加筆修正を施しました。

 

苦の見方 「生命の法則」を理解し「苦しみ」を乗り越える (サンガ新書 65)

既刊『無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福 (サンガ新書)』『無我の見方―「私」から自由になる生き方(サンガ新書) (サンガ新書 64)』に続いて、真理の三相(無常苦無我)のひとつ、苦(dukkha)について詳しく解説した新書書下ろし作品です。苦(dukkha)=苦しみという誤解を正しながら、「自分が昔も今も語ったのは『苦』と『苦を滅する方法』である」というブッダの言葉の真髄に迫ります。

 

やめたいことは、やめられる。

やめたいことは、やめられる。

 

 やめたいことは、やめられる。

「やめたいけど、やめられない」という人間の葛藤をいかに解決してゆくか? というアプローチで、冥想という言葉すらも用いずに、仏道実践のスター ト地点からゴールまでを次第説法の手法で緻密に説き明かした新機軸の書下ろし著作です。仏教の根本概念である「中道」についても、さらりとすごいことが書 かれています。

 

ブッダの言葉 (インプレスカレンダー2016)

今年も刊行されました。ダンマパダから厳選した珠玉のことばを書家が筆書きし、スマナサーラ長老が解説を加えた月めくりカレンダーです。プレゼントなどにもどうぞ。

 

 [新装版]ブッダの日常読誦経典[完全版 CD BOOK]

2011年に出た同名読経CDブックの新装版です(経典本がビニール表紙からハードカバーに変更)。よりお求めやすい価格になったのでお持ちでない方はぜひ。

 

もう迷わなくなる最良の選択: 人生を後悔しない決断思考の磨き方

書下ろし新刊です。人生の岐路に立って、私たちは優柔不断になったり、捨てた選択に後悔したりします。人はなぜ選択に迷ったり、後悔したりするのでしょうか? 本書は、最良の選択をして心穏やかに幸福に生きていくための極めて実践的なレッスンを紹介します。養老孟司先生推薦。売れてま~す。(^^♪

 

ブッダが教える意志力の鍛え方 (だいわ文庫)

2013年に大和書房から刊行された『人生を変える練習。~ブッダの「意志」強化術~』の改題文庫化です。意志の弱さや根気のなさを克服するお釈迦様の処方箋が明快に語られた本です。文庫化を期に新たな読者と出会えますように。

 

以上です。今年は電子書籍の 新刊のほうが多い印象でしたが、紙の本もけっこう出ていましたね。そんで来年1月末には今年一年の編集者としての労力のほとんどを注ぎ込んだ(気分的に は)大作『「大念処経」講義』が刊行される予定です。いま鋭意校正中ですけど、編集してる本人がいちばん楽しみにしています。

 

~生きとし生けるものが幸せでありますように~










お知らせ | 09:03:42 | トラックバック(0) | コメント(0)