2012-11-21 Wed
トーバッティー の紹介です
ミャンマーでの出家生活をありのまま報告。
欺きの構造

ミャンマーにとって明日19日はちょっとした歴史的な日になる。
アジア重視の政策によってアメリカのオバマ大統領がミャンマーを訪問するのだ。
悪しき軍事国家として見られてきたこの国も激変を遂げて民主国家として確固とした国際地位を固めつつある。
国際社会からの経済制裁が次々と解除されたことによって地下資源と労働資源が豊富で地政学的にも恵まれたこの国は世界中から熱い眼差しで注目され、各国からビジネスマンが視察と商談に殺到している。
ヤンゴンなどの大都市ではホテルとビジネスオフィスの賃貸料が暴騰し、建設ラッシュと土地バブルと呼ばれるほどの地価上昇が続いている。
この国は軍事政権による束縛から解き放たれ、国民自らの本当の自由を手に入れつつあるのだろうか?
し かしこの民主化で一番恩恵を受けているのは、今は軍服を脱いで素知らぬふりをしている元国軍の上層部とその取り巻き達がこしらえた有力な企業群である、 元々有利な地位にいた富裕層はビジネスチャンス到来で益々豊かになる一方で、この国の大多数である貧困層は相変わらず貧しいまま・・・いや、インフレで食 料価格が高騰して更に苦しさは増している。
現実には軍事政権(武力)から民主政権(資力)に支配者が入れ替わっただけで相変わらず人々は束縛され続けているのだ。

人々は自由を求めている。
続きはこの中