2012-11-26 Mon
トーバッティー の紹介です
ミャンマーでの出家生活をありのまま報告。
気づきの風

オバマ旋風も過ぎ去ってようやく落ち着きを取り戻したヤンゴンであるが、もう11月の下旬で乾季入りしているにも拘らず、時折夕立のような激しい雨に見舞われることがある。
日中の厳しい暑さが入道雲を生じさせ、この時期吹くはずの上空の季節風がまったく吹かないため雲を飛散させることができなくてどす黒い雨雲を発達させている。
人の心も気づきという強い風がなければ妄想という分厚い雲に覆われて、暗く沈んだものになる。
気づきがあれば、留まることなくすべては流れ去る。
どんな雲が現れてもそれは次々と過ぎ去るものでしかない。
深い気づきで心は澄み渡った青い空のようにどこまでもはっきりありのままを見通すことができるようになる。
しかし、どうかこの事を簡単に信じないでほしい。
間違っても「感動しました!すばらしい全部分かりました」と言わないでほしい。
これを知識にしてしまえばあなたは自分で体験しようとしなくなる。
頭の理解というのは何処まで行っても他人からの借り物の理解に過ぎないのだ。
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