2013-01-08 Tue
トーバッティー の紹介です
ミャンマーでの出家生活をありのまま報告。
支配する者

1月4日はミャンマーの独立記念日であった。
その2日前、黒塗りの車のフロントガラスに日本語で「外務」「財務」と張り紙され、サイレンをけたたましく鳴らした警察車両に護衛されながらヤンゴンのある大通りを走り抜けて行った車列があった。
私はバスに乗っていて偶然対向して来るその車列とすれ違ったのだが、それは日本の副総理兼財務・金融大臣の麻生元首相の車列であることが推測できた。
昔は武力を背景にやって来た日本だが、今度は経済力で再びこの国に乗り込んで来たという感がある、奇しくもこの国の独立記念日に合わせてやって来たのは偶然だろうか。
日本はミャンマーの金融システムや社会インフラの構築などこの国の中枢に関わるようだが、技術移転や各種専門家の育成など本当にこの国の為になる支援がどれだけ行われるのかしっかり見て行かなければならない。
今のところ人々は外資を大歓迎しているが、強大な外資によってこの国が支配されつつあることに気づくのにそう時間はかからないだろう。
日本への期待は大きいだけに、この国の国民を再び失望させることのないよう建前だけでない本物の貢献をしてほしいものだ。
続きはここ