2014-02-21 Fri
協会の記事ではありません。
木下全雄 さんの ブログの紹介です

常(つね)にあると思い、常であることを願う。
楽があると思い、楽を追い求める。
我(われ)があると思い、我を守る為に生きる。
浄(清らか)であると思い込み、浄が常であることを願う。
私達はその様に信じて疑いません。
しかし、仏教からのアドバイスでは、それらが全くの逆さまです。
無常ですよ!
世の中も自分自身も、観察すれば「無常」である事がわかります。思い通りに変化しているわけではありません。
苦ですよ!
感覚は観察すれば「苦」である事がわかります。逃げてもやっぱり、そこも「苦」です。ですから、執着せずに「放っておく」事が正しい「苦」の乗り越え方です。
無我ですよ!
私の体も心も常に変化しているのですから、「変わらない私」はあるはずが無いのです。
不浄ですよ!
私達の身体は「九穴の糞袋(クケツのクソブクロ)」と呼ばれます。目2・鼻2・耳2・口・尿道・肛門の九つの穴からは、常に不浄物が出ます。
この様に理解して、この身体に執着せずに、人々の安楽と幸せの為にこの身体を活かして頂きたい、というのが、仏教からの提案です。
私達の考え方は、やっぱり逆さまの様ですね(笑)