四万十川にて先日、110回目の献血が出来ました。
こんなにもお役に立てる機会を頂けたことに感謝しております。本当にありがとうございました!

師僧のお一人のスマナサーラ長老にもこの喜びをご報告(笑)
「そんなにも献血している人はいないでしょうね。」とのお褒めの言葉を頂いてしまいました(笑)

もちろんもっとたくさん献血経験がある方はたくさんいらっしゃいます(笑)

私の身体から採れる血液量はわずかですが、輸血が必要な方が皆さん幸せでありますように、と祈っております。自分の身体の一部を使って人様の健康のお役に立てるのは、本当に嬉しいことです。


席を譲ること、寄付をすること、仕事をすること、ゴミを拾うこと、人の役に立つこと、これら全てが私達の身体を使った善行為です。

善行為をすることで、人の世が平和になるのですから、喜んで実践して行きたいものです。

さらに、私は仏教徒ですから、回向(えこう)もします。

回向とは、なんでしょうか?

善行為が出来ると、私達はとても嬉しくなりますよね。
でも、その善行為が出来たのは、実は様々な生命のお陰なのです。
こちらが申し出た支援を受け入れてくれる方がいらっしゃらなければ、そもそも善行為が出来ません。
また、させて頂く側と受ける側の間に入って下さる方もいらっしゃいます。

ですから、善行為は自分一人では出来ないのですね。

そういう訳で、善行為が出来た時の喜びは、生きとし生けるものに感謝としてちゃんと伝えることが、仏教徒的な礼儀なのです。

とはいえ、こうしてブログには書けても、みんなに言って回ることは出来ませんから(笑)、さて、どのようにして生きとし生けるものに伝えれば良いでしょうか?

ズバリ、その方法が回向です!

この度私が善行為をして喜べたのは、生きとし生けるもののお陰ですよ、有難うね、生きとし生けるものも幸せでありますようにね~、と心の中で宣言すること、これが回向の方法です。

善行為が出来て、私達の心が嬉しくなった時には、必ず「生きとし生けるものも幸せでありますように」と、感謝と喜びを分かち合う宣言をして頂きたいと思います。

それは私達の先祖にまでも届く、明るくて優しくて嬉しいプレゼントです、と言われていますから、毎日一回は善行為をして、回向をしたいものです。

あっ、今日はゴロゴロ昼寝をして、何も善行為をしていなかった(笑)
ヤバい、ヤバい(笑)

でもそんなヤバい時にも「生きとし生けるものが幸せでありますように」と念じて下さい(笑)

なぜかって?

私達が今人間として生きているのは、やっぱり多くの生命のお陰ですね。家族、先祖、仕事仲間、お客さん、み~んなのお陰で、今生きていています。食べ物も住むところも、電気も空気も、生きとし生けるもののお陰で成り立っています。

ですから、今穏やかに生活できているのは、生きとし生けるもののお陰です、有難うね、生きとし生けるものも幸せでありますように、そう念じて頂きたいのです。

こうしてちゃんと毎日感謝をして、新しい年を迎えたいものだ、と思います。
生きとし生けるものが幸せでありますように!
皆様がお幸せでありますように!