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zaike2号

Author:zaike2号
 東海ダンマサークルでは、東海地方をベースにお釈迦さまの説かれた「テーラワーダ仏教(初期仏教・上座仏教)」を、皆さんと一緒に学び実践するために活動しています。
 また、日本テーラワーダ仏教協会より、定期的に長老(お坊さま)方をお招きし、法話・勉強会・冥想実践(ヴィパッサナー)を行っています。

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#jtba「マインドコントロールを解除するために」(後篇)





協会のfbより紹介です。





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日本テーラワーダ仏教協会

#jtba「マインドコントロールを解除するために」(後篇)

 真理はこのようなものです。注射薬は、ある病気に特効薬であるならば、その病気にかかっている誰が試してみても、一向に構わないのです。しかし、塗ったり飲んだりしてはいけません。ブッダの教えも、誰が試しても真理であることは発見できます。幸福になることが確実です。しかし、自分のバイアスでやってみても、同じ結果は出ない可能性があるのです。

 我々は思考の自由、事実を知る権利を大事にするならば、やるべきことは心からバイアスの基準を捨てることです。自分でバイアスを捨ててしまって、心を自由にすると、マスコミ・インターネットなどで限りなく流れる如何なるデータであっても、どこまで事実かと発見することができるのです。情報によって操られることがなくなるのです。マインドコントロールが解除されるのです。バイアスを無くしてはじめて、「理性」のある人間になるのです。お釈迦さまが理性のある人、知識人、というのは、バイアスの膜が薄い人のことです。

 いくら学者であっても、北伝南伝の経典通であっても、世界的に認められる知識人であっても、「我は知っている」というバイアスで、乱暴に、いい加減にブッダの言葉を解説しても、ブッダの教えを知る人にならないのです。人は有名であればあるほど、世界はその人の言葉を信じるのです。これもバイアスですが、仕方がありません。社会のリーダーシップを取っている知識人・思想家たちは、とても気楽にものごとを解説したり自分の意見を述べたりする。

 ブッダの教えについても、とても気楽に解説したり知る。この知識人の方々は、「私は知識人である。物事をよく学んでいる。ですから、私の意見に間違いあるはずがありません」という立場なので、結局はバイアスなのです。バイアスがないオープンな心で、ブッダの教えを解説することは、たいへんなことなのです。

 科学の理想的な立場は、主観はいけない、ということです。データのみを客観的に調べることです。自分の意見は、決して科学の見解にはなりません、データによって、自然に導かれる結論が、科学の見解です。

 ブッダの教えを解説して、他人にも理解してもらいたいと思う人々は、必ずこの科学の立場をとらなくてはならないのです。その人が、真理に依って立つ者と言われるのです。解りやすくいえば、正真正銘の科学者、ということです。

 ここで科学の例を出して説明しましたが、昔の世界では、科学なんかはなかったのです。昔の人々は、より解りやすい例で、バイアスの無い状態を理解したのです。それは裁判の例なのです。裁判の場合は、裁判官がいる。原告側がいる。被告側がいる。原告側に自分が言うことを立証するために、証拠・証人などがいる。被告側にも自分の無罪を立証するために、証拠・証人がいる。判決は裁判官が出すのです。

 正しい裁判官なら、自分の気持ち、自分の好みなどを微塵も使用しない。原告側もまた被告側の社会的立場、権力なども気にしない。誰の肩も持たない。立証されたら有罪。立証できなかったら無罪。裁判官の理想的な心構えを、バイアスのない心構えとして昔は理解したのです。ですから、仏教では、裁判に対しても、「法に依って立つ」という単語を使うのです。

 もし裁判官が、袖の下で賄賂を取っているならば、どうなることでしょうか。わいろの額が原告側の方が多ければ有罪で、被告側の方が多ければ無罪になるでしょう。また、真剣に証人のはなしを聞く必要もないでしょう。封筒の中に入っている枚数だけ数えれば、判決は下せるのです。

 もしそうなったら、この世で法律なんかは成り立たなくなるのです。この世で、政治家の、権力者の、好みに合わせて判決をしてしまう裁判もいないとはいえないでしょう。しかし、裁判官には、バイアスは猛毒です。

 我々人間は、物事を理解する上で、他人に情報を伝える上で、賄賂を取る裁判官のような生き方をしているのです。それでは話にならないのです。我々の生き方は、「自分の理解」に基づいたものでしょう。だから、それで正しく生きていると、胸を張って言えるのでしょうか。

 もしブッダの教えを理解するならば、こころをバイアスから解放して、理想的な裁判官のように、正しく物事を理解して、正しく生きていって、真の幸福に達することができるでしょう。終わり

●photo:Dec 10, 2014 by California Courts<flickr>
▼引用テキスト
「思考さえも自由にならない」~人間皆バイアスを持っている~
http://www.j-theravada.net/howa/howa149.html
~生きとし生けるものが幸せでありますように~










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